ナンパ≒面接?カフェで聞いた面白い話。
今日、カフェに入った時、となりで少し面白い話しを聞いた。
人材紹介業だというパーマをかけたサラリーマン風の男が
少しヨレた感じの服装で見るからに求職中の男性に対して、話していた。
いかにも胡散臭いなと思ったが、
この男の話があまりにも面白く、気づいたら、自分も聞き入ってしまった。
男は、自分の就職活動をする中で、面接のコツに気づき、数十社の有名企業から内定をとりながら、それを蹴って人材紹介業を起業したということだった。
就職面接で大事なことについて、
自分以上のスペック・学歴のある人間たちの中で、選ばれるための唯一の方法。
それは、
・なんとしても、そこにいきたいという強い理由を持っている。
ということらしい。
どんな企業の面接でも、志望動機は、必ず聞かれる。
これに対して、綿密な企業研究に基づいて、どれだけ熱く志望動機を答えられるかが一番重要なのだという。
エントリーシートが通った時点で、基本的に、起業はその人材を取りたいと思っている。
一方で、高学歴者の中には、自分が優秀であるがゆえに、企業側から選んでもらえると勘違いし、志望動機を練り上げていくことを疎かにするものが、一定数いるということだった。
だから、逆に例え学歴やスペックにおいて劣っていたとしても、企業についてしっかり調べて、なんとしても入りたいという理由をしっかりと持っているものが選ばれるということだった。
そのことを、恋愛に例えて話していたのが、面白かった。
彼女に、「何で、私のことが好きなの?」
と聞かれたら、何と答えるか?
「女だから」
→終了
「かわいいから」
→「かわいい人なら他にたくさんいるでしょ」
「一緒にいると、落ち着くし、楽しい。
充実した時間が過ごせる。」
→○
志望理由をしっかり答えられることが、なぜ、重要なのか
思わず、「なるほど」と納得してしまった。
志望理由を固めることの他に、もう一つ「なるほど」と思ったことがあった。
それは、相手の期待値を超えるということだった。
面接でがっかりさせるパターンは、
エントリーシートに凄そうなことが書いてあって、
実際に会ってみると、なんでこんなこと答えられないの?
という時らしい。
確かに。
少し、拡大解釈すると、これは、見た目にも言えることだと思う。
いくら、見た目を格好良くして、着飾っても、
話してみたら「あれ?」という感じだったら、
たぶん、ナンパは成功しない。
得てして、オシャレで格好いい人が持てない理由は、
そういうところにあるのかも知れないと思った。